make humanで素体作りしてみる

makehumanという、無料で商用使用も可の3Dモデルが書き出せて、ポーズも作れるソフトがあるのは皆さんご存じだと思います。
女性~男性、子供~大人まで体型をいじれて、髪型や衣装までプリセットで内蔵されているすごいフリーソフトなんですけど、実はこのmakehumanで作ったモデル、UV展開までしてくれているすごくありがたいモデルで、他のモデリングソフトに持っていく叩き台のモデルを作るにももってこいのものです。
ただ、立ち上げただけだと使い方がさっぱり分からないので、ごく簡単に、私が叩き台の素体として書き出した流れをまとめてみようと思います。

1.日本語化
makehumanは多国語に対応しております。
立ち上げたときは英語なので、settingタブをクリックして、右側にあるLanguageの一覧から「Japanese_generic」をラジオボタンで選び、一旦makehumanを終了して再立ち上げすると、メニューが日本語に変更されています。

2.体型変更
まず裸のハゲたキャラが鎮座しています。左下に目安のパラメーターが表示されるのでそれを目安に左のパラメーターメニューを左右に弄ってみます。
一番下のアフリカ、アジア、白人はとりあえず白人パラメーターをめいっぱいに。


3.部位調整
メインタブの隣の性別タブは胸などの膨らみの調整が出来ます。
ここはお好みで


顔、胴体、arm(腕周り)等のタブでとりあえずざっくりと体型を調整します。
まだずんぐりむっくりでも気にせずに

微調整…微調整…


一番右端の『計測』タブでもっと細かい調整をしていきます。
首の長さや細さ、腰回り、胸囲等が具体的な数字で出てくるのでここでぐりぐりいじり回します

足の長さを調節しているところ。
upperleg(上腿)、knee(膝)、Lowerleg(下肢)あたりをぐりぐりと


4.ポージング変更
腕の長さが分かりづらいのでポーズ/アニメーションタブからPoseタブを開き、一番下のTPoseへ変更しました


5.トポロジー
このままだとポリゴン数が多いのと腹筋割れてるのか分からないのでポリゴン数を減らすトポロジーをかけます。
ジオメトリータブからトポロジータブを選択

筋肉質な男性にしたいので、タグフィルターの『筋肉』と『男性』にチェックを入れます

右に出てくる『Male muscle』を選ぶとモデルのポリゴン数が減ってシックスパックに!

6.エクスポート
私はこれを叩き台にメタセコに持っていくので、ファイルタブのエクスポートからメッシュフォーマットをWavefront obj(obj形式)を選びます

モデルの上部分の窓、...から保存したいフォルダを指定して名前を付けて、エクスポートボタンを押せばobj形式で保存されます。

この後、私はメタセコに持っていってさらにポリ割りを減らしたり体型を弄ったりと手を入れましたが、苦手な太もも~ふくらはぎの造形の叩き台にすごく役に立ちました。

顔は別に作成していたので顔の造形はほぼ弄らなかったのですが、顔も色々弄れるので試してみるのもいいと思います。

触り方分からん!という方のお役に立てたら幸いです。